2013年09月26日

スローセックス実践講座(1)の解説

アダム徳永氏の「スローセックス実践講座」の解説でも。

女性は“興奮モードの前に必ずリラックスモードを経由する”という、男性とは異なる女性の性メカニズムです。つまり女性は、相手が夫でも、その日初めて会った男性でも、「この人なら安心して身を任せられる」と判断して初めて、理性解除のカギを男性に渡す

女性側からみるとこの気持ちになれるかどうかというのがとても大切なんですよね。
正直、一度でも「この人はダメだ」と思っちゃった相手に対して改めてこういう気持ちになれるかというと難しいです^^;
男性側からみると、仮にもう一度、パートナーに振り向かせたいと思うのなら、影でこそこそ努力してもあんま効果がないので、どれだけ貴女のことを思っているのかちゃんと伝える事のほうが先かなと思います。

僕はアダム徳永氏が言うように必要以上に「品格」が必要とは思いません。ただ今まで女性を満足させていない人は自分本位な人間であると仮定した場合は必要以上に「品格」というものを意識させるほうがいいのは理解できますので教育や指導の観点からそこから切り込むのは正しいかなと思います。

女性を感じさせるテクニックではなく女性に感じてもらう為のテクニック
「女性を感じさせる!」とか「感じさせたい!」という思考は男性の自己満足です。
テクニックというのは、女性にもっと気持ちよくなってほしいと思う気持ちがあれば自然と見についてくるものですし、そういう気持ちが女性に伝われば自然と感じてもらえるものなのです。
それが優しさであり思いやりという部分ですね。

たまに「俺のテクニックでいかなかった女性はいない!」みたいな事をアピールしている男性がいますが、女性の話なんかを聞いてると「それ‥元々いきやすい女性や感じやすい女性としかしてないから‥」みたいな人も多いんですよね。^^;
女性もそういうのが好きな人もいるし、時にはそういうプレイもという気分の時もありますので一概に満足できないとは言えないのですが、行為の根底にあるのは男性の自己満足なので楽しめない方は全然楽しめないんじゃないかなと思います。

ただ出したいだけ、俺のテクニックどうよ?みたいな自分本位な男性が相手だとどうしようも無いんですが‥^^;
感じれない女性は逆説的に言えば、それを自分だけの問題として考えていたり、感じれないのはすべて男性のせいだと思い込んでいる場合もあるので、感じれない女性は少しだけ相手の気持ちに寄り添って楽な気持ちで向き合ってみることも大切かなと思います。

そういう気持ちがないと「スローセックス」をしていても、男性だけの一方通行になってしまいがちなので、その行為を楽しむという事の意味を考えたりするともっと楽しめるようになるのではないかなと思います^^



---以下は引用(全文)です---

スローセックス実践講座(1)―テクニックより思いやり、やさしさで

彼女と奥さんを惚れ直させるスローセックス実践講座
セックス実践講座 私が日本初となるセックススクールを、東京・六本木に開校して約3年がたちました。開校以来、予約3カ月待ちの状態が続いていますが、受講を希望される人の大半は、みなさんと同世代の、中高年の方々です。

 体力の衰えや、セックスレスの危機という不安や悩みに直面する世代だけに、私の提唱するスローセックスへの関心が高まるからでしょう。

 一方で、受講生の中には20代の若い男性もいらっしゃいます。彼らの多くはセックス経験が少なく、「セックスを学んで自信を付けたい」という人たち。

 では、この父息子ほど年の離れた両者にセックステクニックの違いがあるかというと、実は私から見れば、ほとんど差はないのです。

 愛撫が強すぎる、自分が気持ちよくなることが最優先、興味の対象はテクニックのことばかり…、と共通点を数え上げればありません。恥を忍び、意を決して当スクールを訪れた受講生たちの名誉のためにも言いますが、簡単な日本語で言えば、ほとんどすべての日本人男性がセックス下手なのです。

 では、“下手の本質”は何か?

 それは、品格がないということです。最近、若者たちのモラルの低下がことさらマスコミなどで取り上げられます。果たして日本のモラルハザードは若者だけの話でしょうか? 電車に乗れば、流行(はや)りの着メロを大音量で流し、大声で携帯電話で話すオジサンや、お年寄りや赤ちゃんを抱えた若いお母さんが前に立っても席を譲ろうとしないオジサンを日常的に目撃します。

 セックスにおいて、テクニックよりも大切なことは、女性への思いやりや気配り、そして優しさなのです。日常生活とベッドの上は違うという反論も聞こえそうですが、プロスポーツ選手や舞台役者が、一流と呼ばれてなお練習や稽古で日常的に汗を流すのは、普段の練習でできていないことが試合や本番でできるわけがないことを知っているからです。

 ガサツで乱暴な男性とセックスしたいと思う女性などいません。それは、われわれ男性が、電車の中で平気で化粧を直したり、足をだらしなく開いて座っている女性を見て、なんらムラムラこないことと同じです。

 男性が頭にたたき込んでおくべき真実は、女性は“興奮モードの前に必ずリラックスモードを経由する”という、男性とは異なる女性の性メカニズムです。つまり女性は、相手が夫でも、その日初めて会った男性でも、「この人なら安心して身を任せられる」と判断して初めて、理性解除のカギを男性に渡すのです。

 セックスとは、男女のエゴがむき出しになる非日常です。しかし、むき出しになるほど、相手を思いやる心やマナーなど、建前ではない本質的な人間の品格が試されるのです。
posted by 後藤健 at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック